SNSで見かけて、すぐ図書館で予約しました!
2011年の本ですが、とても有名な本のようですね。
読了してみて、正直難しかったです。所々飛ばし読みしてしまいました。
字が小さいとの、ページ数が多い。
そして英語の作品を翻訳しているのでやや読みづらい点も多々あります。
しかしながら内容としてはとても興味深かったです。
記憶力とは天性的なものではなくテクニックなのだと。
2000年も前からその記憶法は発見されていたというから驚きです。
その方法として「記憶の宮殿」というのが挙げられます。
意識的に覚えるように言われた情報を画像に変換する
⇩
よく知っている場所を思い浮かべてそれを並べる
というもの。
また、チャンキングという方法もある。
意味がないように思える情報をすでに自分の長期記憶の中に格納されている情報を使って置き換える方法。
電話番号:
090−1234−5678のように、3つのまとまりに区切って覚える。
買い物リスト:
「パン、牛乳、卵、チーズ、ヨーグルト、バター」を「乳製品(牛乳、卵、チーズ、ヨーグルト)」と「その他の食品(パン、バター)」のようにカテゴリー分けして覚える。
歴史の年号:
「-1868($18$年目に新しい時代が始まった)」のように、語呂合わせで覚える。
紀元前 80 年代後半に発行された記憶術の原典「ヘレンニウスへ」を利用してノートをとるシステムが
「マインドマップ」
暗号やシンボル、イメージ、矢印、下線や色を使う方法。
中心となる事柄からそれに関連する事柄へ、そこから更にまた関連する事柄へ…と枝を伸ばしていく。
概念をできるだけ短いフレーズでまとめ、できればイメージで表現する。
いろんな色を使って1枚の用紙の中心から外側へ広がるように関連事項を結んでいく。
マインドマップは現代でもよく使われていて有名ですよね。
これが記憶に役立つなんて知りませんでした。
記憶は基本的には丸暗記によって行われると思っていたが、完全な誤解。
記憶が実は創造的なプロセスであるということは理解されていなかった。
記憶の本質を知り、それを育てるというのは、異なる概念同士を結びつけるためのイメージを瞬時に創造する能力を開発すること。
創造は、異なるイメージ同士を結びつけて何か新しいものを作り、未来に向けて発信すること。
それが建築物となり、詩となり、ダンスとなり、小説となる。
ある意味、創造は未来の記憶だ。創造の本質が事実や考え方を結びつけることにあるなら、
結びつける能力が高いほど、そして自由に利用できる事実や考え方が多いほど、新しいアイデアが湧きやすくなる。
難しい内容ではありましたが、とても興味深かったです。
読み終えてからYoutubeで要約された動画を見ました。
自分の文章理解能力もまだまだなので、何度も読み返し落とし込みたいなと思えた一冊でした。
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