オードリー・タン氏は、台湾のデジタル担当政務委員(日本の閣僚に相当)などを務めた人物です。
デジタル担当閣僚
プログラマー/ITの神さま:幼少期から独学でプログラミングを学び、14歳で中学校を自主退学しました。
19歳でシリコンバレーでソフトウェア会社を起業するなど、IT分野で目覚ましい活躍をしました。Appleのデジタル顧問としてSiriの開発などに携わった経験もあります。
高い知能:IQが180を超え。
トランスジェンダー:世界で初めてトランスジェンダーであることを公表した閣僚としても知られています。
新型コロナウイルス対策への貢献:コロナ禍では、迅速な対策として、わずか3日間で開発された「マスクマップ」などのシステムを導入し、台湾の防疫対策に大きく貢献しました。
政治的信条と姿勢:無政府主義者(アナキスト)でありながら政府の要職に就き、オープンな政府やデジタル民主主義の推進に取り組んでいます。情報の透明化や市民の参加を促すプラットフォーム(g0v.tw、vTaiwanなど)の構築に関わりました。
教育背景:幼少期から学校になじめず、幼稚園を3校、小学校を6校、転校を繰り返し、中学を中退しています。最終学歴は中学ですが、独学で学び続けています。
この著書は日本向けに書かれた本です。
自由になるべき、社会に存在する様々なしがらみについて記載してあります。
私が著書を知ったのはちょうどコロナ禍で、TVで拝見し、気になって早速本を購入しました。
彼はとても親日家でドラえもんが大好き。日本向けの書籍を多数出版しています。
彼のとにかくリベラルで誰に対してもフェアな考え方や価値観が、文章からも伝わってきます。
恐れ多いほどの知能を持ち、輝かしい経歴をお持ちの著書ですが、無知の方にもわかりやすい言葉で説明されていてとても読みやすかったです。
すぐに実践できるような実践本ではないですが、こんな社会になればいいな、と考えさせられる一冊でした。
また読み返そうと思います。

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