ルイヴィトンのPRとして働き、パリに長く住まわれている藤原淳さんの著書。
こちらも確かファッション雑誌で紹介されていて気になって図書館で借りました。
予約してから手元に届くまで結構時間がかかったので人気のよう。
とても読みやすく日本人でも取り入れられるようなパリジェンヌの性質、マインドが記載されており、
興味深かったです。
周囲を気にし過ぎてしまう方が多い日本人にとって、ハッとさせられるような内容もありました。
パリジェンヌが一番軸としているのはやはり「自分がどうしたいのか」「なぜそれをしなければならないのか」という点。
当たり前のように思えて結構日常で、蔑ろにされたり見落とされていることだと思います。
著書の中でいくつか気になった点は以下の通りです。
・ファッションデザイナーがいつも同じ服を着ている理由
自分が心地良いと思える服が一番。自分を見失なうと想像力は湧いてこないため。
・メイクはここぞという時(イベントやディナーなど)の時にしかしない
自分のスイッチオンオフは自分で決める。すっぴん=素でもべっぴん=ありのままで綺麗な人。
パリジェンヌがすっぴんをさらけ出しても平気なのは、自分は自分と気持ちよく割り切っているから。
・自分にとっての「ゴールデンタイム」だけは譲らない
自分を一番「快適で幸せな」にリセットするための時間。(バスタイムやスキンケアタイムなど)
自分自身と向き合うかけがえのない時間。その時間だけは自分を優先させること。誰にも邪魔させないこと。
パリジェンヌの自己肯定感は生まれつきではなく、このゴールデンタイムで肌のケアだけでなく心のケアも行なう毎日の積み重ねからできている。
・言い合いはとことんすべし
まずは相手の言い分を聞き入れること。その上で自分が正しいと思ったら体裁を気にせず遠慮せず、
こちらも思ったことを包み隠さず伝えること。そしてなぜそう思うのか、きちんと説明し双方が納得するまで心を割って話し合うこと。
物の見方、考え方、価値観すら違う人が衝突を避けていたら一緒に仕事をすることはできません。
・仕事より自分を優先させる
残業はせずにさっさと帰る。自分を押し殺してまで仕事をする必要はない。
会社はたくさんの人が一緒に回していますが自己ケアは自分にしかできないこと。
・仕事を辞める前に一度「自分は本当は何がしたいのか」考えてみる。自分が目指すべき場所を定めてみる。
今いる場所が将来的に「自分がやりたいことができる場所」かどうか。
・自分の中の軸のようなものを見つける。自分という人間の大黒柱のようなもの。
パリで生活する著者にとっては「日本人として生まれ育った感性や価値観」が大黒柱。
自分だけの揺るぎない個性を持つ。
・追いかけるより、追いかけられること 尽くすより、尽くされること こちらから決して折れないこと
迷いがあったら何もしないこと 歯を食いしばって待つこと
・自分を丸ごと受け止めてくれる相手を大切にする。
自分が一人でいる時よりも、遥かに自分らしくいられる相手を大切にする。
・産後に骨盤底筋体操、俗にいう膣トレを行なう。
赤ちゃんの健康管理と同じくらい自分の体のダメージ、心身の不調に最新の注意を払う。
「自分らしい身体に早く戻りたいのよ。母親である前に私は私だから。」
・献身的な子育てはしない。
余計なことはしない、頑張り過ぎない、他人と張り合わない。これでいいんです。
・日曜日は特別なことをしない。
日曜日は自分をリセットする日。ゆるゆるが一番。
・周りに合わせるのはやめましょう。
「みんながしているから」から解放されましょう。「自分はどうしたいのか、どうしたくないのか。」
「本当にその必要があるのか」
・「こう思われたらどうしよう。」という発想は捨てて「どう思われてもいい。」と割り切ってください。
・容姿だけにこだわるのはやめましょう。自分だけの魅力を見つけ出しましょう。
・「私なんか…」という発想は今すぐ捨ててください。人が褒めてくれなくても自分を褒めまくってください。
毎日必ず1回自分を褒めることから始めてください。
・「〜だから」と萎縮するのはやめなさい。「〜だけど」と開き直ってください。
・「これっておかしくない?」そう思うことがあれば勇気を出して言語化しましょう。
・時には肩書きも、責任も、義務も、何もかも投げ出し、心を空っぽにしてください。
フランスはバカンス大国。自分らしい生き方を貫く秘訣は、意識して人間らしい休暇を取り入れることにある。
本当に学びが多い内容でした!マインドなんてそんなすぐには変わらないので毎日の積み重ねで自分らしくいられるようになりたいものです。。。
まずは、毎日がっつりメイクはやめて、毎日1回は自分を褒めて、「自分はどうしたいのか」を考えるようにします!!
きっと周囲や世間体を気にし過ぎて「自分らしさ」を見失ってしまう優しい繊細な人がたくさんいらっしゃるんだろうな。。。
だからこそ、こういった内容の本が人気なのかもしれません。
女性だけでなく夫にも読ませたいくらい素敵な本でした。また定期的に読み返そうと思います。

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